Tag: Tokyo (4/6)
#05 新しい朝なんて来なければいいのに | 根暗草子
朝早く家の近くを歩いていると,小学生くらいの子どもが小走りに駆け抜けていった.季節は春.ラジオ体操をする季節でもないのに,なんでこんな時間から子どもがいるんだろう,と思った.子どもはだいたい,朝早くにひとりで出歩かない.自分の限定された経験[…]
#03 迫りくる表情の洪水 | 根暗草子
記憶が確かなら,「カメラに向かって笑う」ことを意識的にできなくなっていることに気づいたのは高校の卒業アルバムの個人写真を撮ったとき.「意識的に笑う」という行為をする頻度は意外にも少ない.無意識に,例えば面白い話をして笑うことは日常のあちこち[…]
#02 性格遺伝という毒 | 根暗草子
散歩していたら2台の自転車に追い抜かれた.1台目は幼稚園か小学校低学年くらいの子供で,続く2台目はそのお母さんというパーティー.なんてことのない親子連れに意識が向いたのは,1台目の子供がやたらと速い速度で自転車を漕いでいたから.それでいて大[…]
#01 歩くということ | 根暗草子
最近になってようやく,自分の「歩ける」の感覚が平均よりかなり長めらしいということに気づくに至った.大手町から東京は歩けるし,東京から有楽町は歩けるし,有楽町から銀座は歩けるし,銀座から築地は歩ける.だから,大手町から築地は歩けるし,歩く.つ[…]
#03 杉並グラデーション | Under the girder
最近,土日は近場を散歩することにしていて,だいたい荻窪か西荻窪周辺を歩いていることが多い.ただこの日は水曜日に休みを取ったのでいつもと違うことをしたくて,高円寺に行くことにした.せっかくの平日の休みなので移動手段も少しいつもと変えることにし[…]
無限遠の少し手前
あるいは,残業に対する向き合い方の変遷.年が明けて,理由はよくわからないけれど,ふと3年前の今頃,吐き気を催しながら就職活動を本格的に始めた頃を思い出した.学生の頃かなり気にしていたのは残業の多寡で,信用できるのかできないのかもわからない口[…]