シャワーで思い出し歯茎で考える

大事な見落としに気づいたり,何かを思い出すのはだいたいシャワーで頭を洗っている瞬間だと言うことに気付いた.
シャンプーを泡立てて髪を洗い,下を向いてシャワーでそれを流す.「あっ,◯◯忘れてた!」と思い出すのは,何故か必ずこの瞬間だ.一体何故なのかは分からない.でも何か重大な思い出しをした時はいつも必ずシャワーを浴びている.ポジティブな思い出しだったら良いのだが,仕事での見落としとかやり残しを急に思い出したりとか,そういうばかりなので堪らない.
最近は「シャワーを浴びていたら思い出す」が逆転して「何か忘れている気がするのでシャワーを浴び続ける」ことすら出てきている.もう十分泡は流せているのだが.それでも何か「思いつき」が足りていない.そういうときはしばらくシャワーに打たれている.
何かを思い出すために水道代を払っている説まである.
考え事をする時は歯を磨いている.歯を磨く時は動画を見ながら磨いていることが多いのだが,最初は「しっかり歯を磨くこと」に向ける意識が邪魔をして,動画は頭に入ってこない.なんとなく動画を眺めながら,歯を磨いている.そうすると「しっかり歯を磨くこと」すらしっかりと意識できなくなる.動画を眺めながらそれは頭に入って来ず,そして歯を磨く手は止まらないが,今どこまで磨いたかもハッキリとは覚えていない.そういう何にも集中できていない瞬間は,どういうわけか考え事に最適な気がする.
今日も考え事の終止符が打たれるまでひたすら歯を磨いている.そのせいで歯を磨く時間が過剰に長くなってしまい,歯茎にダメージが入っている.思考とは脳でするものではなく,歯茎の犠牲の上に成り立っている.